憂歌団(ゆうかだん)は、日本のブルース・バンド。木村充揮・内田勘太郎・花岡献治・島田和夫の4人のメンバーは1975年のデビュー当時から20年以上に渡り、不動であった。
略歴
1970年頃大阪で結成。初ステージは島田以外の3人が在籍していた大阪市立工芸高等学校の文化祭のステージだった。バンド名は「ブルース・バンド」の邦訳で、内田勘太郎が考えた。
1975年、トリオレコードのショーボートレーベルからアルバム「憂歌団」でデビュー。同作からのシングル「おそうじオバチャン」は、彼らの代表曲として知られているが、「掃除婦に対して差別的な歌である」との理由により、放送禁止処分を受けた。
1976年、ブルースマン、スリーピー・ジョン・エスティスの来日公演の前座とバック・バンドを務める。このときの模様は「Blues Is A-Live」と題されたライブ盤となっている。
1983年、フォーライフレコードへ移籍し「リラックス・デラックス」をリリースする。
1986年7月、日比谷野外音楽堂で開催されたジャパン・ブルース・カーニバルに出演。以後、活動停止まで、同カーニバルには毎年出演した。
1988年、プロデューサーに康珍化を迎えたアルバム「BLUE'S」が結成以来のビッグヒットとなる。
1993年にはフォーライフを離れ、ワーナーミュージックからアルバム「GON-TA」をリリースした。
1996年、テレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の4作目において、オープニングとエンディングのテーマ曲を担当する。また、その第33話では妖怪さら小僧の歌を盗用するバンドとして、全員が本人役で特別出演した。
1998年、バンドの冬眠を宣言し、同年12月に名古屋、大阪、東京で最後のコンサートを行った。
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